2016年3月31日木曜日

セッション もう一度青二才のころ



前回、昔参加したセッションの話を書いたけどもうひとつ思い出したことを。

やはりヘタだったころ(いまでもヘタだが)、友人4人で勇気をだしてセッションにいった。前回のおいらとはちがい「自分はヘタなんだから上手なひとと一緒にやって少しでもよい経験を積もう」という殊勝な気持ちがあった。友人4人はそれぞれ、ドラム、ベース、ピアノ、サックスで、当時一緒にバンドをやっていた。夜12時から行われるセッションで、たしか30分前くらいに店に入ったとおもう。ホストの大御所ミュージシャンに「普段一緒にバンドをやっているメンバーです」と話したのが悪かったのか順番になったらおいらたち全員が呼ばれてしまった。仕方なく5人で1曲やって次の人に交代したんだけど、他流試合の要素がないならまったくセッションの意味がないなと感じた。だって直前まで一緒に練習していたんだから。

2回目もまた全員呼ばれたので「別の人とやりたい」といったらそうしてくれたけどね。ちなみにそのときALL OF YOUをやっておいらなりに名演ができたと感じて「どうだ~!」という気分だったんだけどみんな無反応だったのが悲しかったw

ホストの方も考えてほしいよねえ。何のためにセッションに来たのか。バンド演奏を披露しに来たわけじゃないっつーの。




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2016年3月30日水曜日

セッション 青二才のころ



昔、おいらが初めてジャム・セッションに行った時のこと。それなりにできるようになって少しだけ自信をもっていたので友人2人(サックスとピアノ)と一緒にセッションに行くことにした。

なめていたわけではないがセッション未経験なので、どんな感じかなどまったく想像していなかった。店に入ったらすでに始まっていて、メガネをかけて痩せた背の高いおじさんがピアノトリオをバックにギターを弾いているのがすぐ目に入った。曲は忘れたけどものすごい速弾きで、他のメンバーもみんなものすごく上手だった。それをみたおいらは完全に委縮してしまった。

平日だったせいか参加者はおいらたちだけだったのですぐに声をかけられた。
「君、もってきたのギターだよね?」といわれたが
「あ、はい、そうなんですが実は弦が切れてしまって弾けないんですよ」
「じゃあ僕のを貸しますよ」
「いや、ちょっと、自分のセッティングじゃないと・・・」などとビビってしまっていたおいらは必死に断った。

今考えると自分がヘタなのはあたりまえなんだから胸を借りるつもりで挑戦すればよかったのにね。クソみたいなプライドがあったのだろうね。一緒に来た友人は緊張しながらも参加して、そのときのおいらには彼らがすごく立派な人物にみえた。




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2016年3月29日火曜日

昨日のおまけ








もうね、笑い話にしかならないんですけどね、


リハでサンバ・ヂ・オルリーを演奏したあとで、ポツリと。

「・・・これさ、どこがオルフェのサンバなの?」

タイトル読め!誰がオルフェっていったよ?


その次のリハのとき。

「じゃあ、次、サンバ・ヂ・オルリーね」

「え?サンバ【デ】オルフェ?」


実話です。




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2016年3月28日月曜日

何が頭にくるかって

バンドのメンバーが曲名を覚えないというのはすごく頭にくることだ。なぜか。個人練習していないということだから。

スコアを渡して練習してくるようにお願いするわけだけど、次に集まったときに「じゃあ○○をやりましょう」というと、まるで初めてその曲名をきいたかのように「え?○○?」という反応をされる。ああ、練習していないのね。はいはい。集まったときだけ練習するなんて、学生のロックのコピーバンドじゃあるまいし。まれにスコアの曲名を見ないで練習するという奇特な人もいるけどね。

 
で、何度かリハを重ねても、毎回曲名を覚えていない。そしてライブ当日のリハーサル。当日ですよ、当日。

「じゃあ、今日1曲目は○○ね」
「え?○○?・・・○○、そんな曲あったかな・・・」


ね、これでムカつかない人いる?事実っすよ。

応用編で、こういうこともあった。実話です。
さんざんリハを重ねて、当日のリハも終わり、あとは本番を待つのみ。改めて今日のライブの曲の楽譜を眺めながら、

「○○っていう曲、今日やるの?」

おい!さっきやったリハをなんだと思ってるんだ?ライブの当日、会場で、直前に、今日演奏しない曲をリハするかあ?

ね、これでムカつかない人いる?

あと、さらに応用編でこうこうこともあった。実話です。
今日やる曲はもう決まっていて当日リハも終わって、直前のダベリ時間に「チックのワン・ステップがさ」と話すと、

「え?それ、やるの?」

やるわけないでしょ。さっきリハしなかったでしょ。 このタイミングでいきなり曲を変更するかって。

とまあ、曲名にまつわるガックリ話はけっこうたくさんあります。笑い話にしかならないけどストレスたまりますよ。




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2016年3月27日日曜日

人に頼むなら

以前のこと。


知り合いのベーシストC君からライブのトラを頼まれた。スタンダード曲以外もやるというので、C君が楽譜をくれた。

「すみません、アルト用のE♭楽譜しかないんですけど、この曲やるので」

は?アルト用?いやいや、Cメロをくれ。時期的にヒマではなかったのに、頼まれたからやりくりしたのに、この楽譜を移調しろと?それくらいやってくれよ。常識がないんじゃないのか。だいいち、なぜ彼がE♭用しか持っていないのかが意味不明w いやいや、「w」じゃない、怒ってるんですよ。コードだけならまだしも、ちゃんとテーマもやらせるんだからさ。

おいらは自分がリーダーで演奏するときは、ペットやアルトがいる場合ちゃんと移調した楽譜を用意する。Cメロを渡して「これで」なんてことはしない。 

すごい人は初見で移調して演奏したりできるけど、おいらには無理です。そうできる曲もないこともないけど。いや、結果的にそれができるかどうかということは問題じゃない、大事なのは人にトラを頼むときにすぐには使い物にならない楽譜を渡してそれでじゅうぶんだと思っているC君なのだ。

ドラマーがCメロしか用意してこないのはしょうがない、それはいいと思う。でもC君はベーシストだ。移調ができないわけじゃない。
以前大先輩に、「楽譜を書くときは、とにかく丁寧に書きなさい。トラをお願いするときなどはその楽譜を見せるんだから。それが殴り書きだと相手に失礼だろ」と教えてもらったことがある。それとは違うけど、移調しない楽譜を渡すのは相手に失礼だと思うよ。



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2016年3月26日土曜日

ジャズマンガ「ブルージャイアント」第70話・・・


・・・といいたいところだけど、今回の話でジャズの話題につなげるのはさすがに困難だなw
あえていうなら、大、あんなところで練習していて楽器はさびないか?ということくらいか(いまさらですが)。


ところで「世界一のサックスプレイヤー」って何を尺度にすればいいんだろうね。CDの売上でいうと、ジャズの世界でトップに立っても、ポップス系のプレイヤーにはかなわないと思う。わからないけど、たぶんマイケルやサンボーンの日本でのアルバム売上は、武田真治のそれにはまったくかなわないのだろうと思う。同じジャズ系でも、キャンディ・ダルファーの売上にもかなわないと思う。大が男であるという時点ですでに厳しい。

腕前を尺度にするか。しかし客観的に測ることができない。こうなると「言った者勝ち」だ。難しいね。




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2016年3月25日金曜日

音楽を「見る」

青二才のころ、日本人ギタリストの大家が高音域を弾くときに苦しそうな表情をしているのを見て、「アホか」と思った。という話は以前にしました。

まあ、あれは苦しいのではなく感情の高まりにより高音域を演奏してそれが表情にも出る、という建前なんだけど、やっぱり管楽器でもあるまいし左手が横にスライドするだけじゃないかと思った。パコデルシアとかが無表情にすごいことやっちゃうのがかっこいいもんだから、余計ね。

ただ、こういう表情とか動き(サックス奏者がのけぞるとか)は、聴衆の感想に大きく影響する。動きがあることによって「良かった」と思う人もいれば、「興ざめだった」という人もいる。おいらはどちらかというと後者。ホンモノの動きは別にして、明らかにウソの動きや表情があると一気に醒める。


しばらく前になるけど、3月6日だったかの「題名」は、バイオリニストの三浦文彰と師匠の徳永二男がゲストだった。【一応】「ジャンルにこだわらず音楽家が集まる」という設定のクラシック奏者ばかりくるランドリーボートというところに来た設定。ジャンルにこだわらず、ね・・・

三浦は小学生の時からあこがれていたバイオリニスト(名前忘れた)が無表情で演奏していたし、徳永はあこがれていたバイオリニスト(名前忘れた)が微動だにしない演奏をしていたということで、どちらもオーバーアクションや不自然な表情とは完全に縁がなく、見ていてむしろ音楽に対する真摯な態度を感じたし音楽そのものを心から楽しめた。本当に。オーバーにいってないよ。
それに比べて、最近の「題名」はほんとひどかったね。ゲストどころか伴奏のための脇役ピアニストですら「ドヤ顔」ではなくてもそれに近い体の動かし方や表情をしていたからねえ。

しかし、司会者が不自然な表情で演奏するこの番組で、表情のことをいうとはw おそらく彼らは二度と呼ばれないなw. 真面目な話、普通に弾くだけで音楽の伝わり方がちがうのだから、そこのところは重要な問題だなとおもった。


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2016年3月24日木曜日

手のうち公開

いま「ブルー・ジャイアント」でイベント出演の話をやっていたので思い出した大昔の話。


おいらもああいうイベントにベテランのピアニストRさんに誘われて出演したのこと。編成がピアノ(Rさん)、ギター(おいら)、ベース、ドラム、ボーカル(女性)だったんですよ。Rさんはキャバレーとかで長くやっていてかなりの経験者なんだけど、なんというか状況把握ができないひとというかで・・・。


当日スタッフの不手際もありけっこう時間的に押していて、リハーサル時間にすでに客入れという状況でした。こういうときにおいらはあまりリハをしたくない。本番前に手の内見せるというかそんな気がして。それにRさんはいつも枯葉とFブルースを普通にやるだけなんだよね。ところが開始30分まえですでに満席なのにこれからリハやるという。2日前に集まってやったからいいじゃんとおもったけど、女性ボーカルの”BUT BEAUTIFUL”で音のチェックしたいというので仕方なく始めたんですよ。超スローのバラード。1コーラス歌って2コーラス目のピアノソロに入ったので怪訝そうな顔してRさんに「全部やるんですか?」といったら「ああ、いまリハだったね」といわれた。

それで「じゃあつぎの”ALL OF ME”」といったので、ボーカルに「いま全部やる曲をみせるの?」ときいたらボーカルは「やめときます」と。発表会じゃないんだからねえ。

そしたらRさんが「じゃあインストやろう」といって枯葉を弾き始めた。何の仕掛けもないんだからいいかげんにしてほしかったわ。





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