CHUCK
RAINEY “THE CHUCK RAINEY COALITION”
スタッフやガッド・ギャングの原点的アルバムだが、それらを期待して聴くとがっかりする。ジャズ度が薄く、洗練された70年代のバージョンよりも泥くさく感じる。ドラムが16ビートをタイトに刻んでギターとベースがうねるようなノリをつくりホーンセクションがキレのよいリフを奏でる、というのを期待していたんだけどね。はっきりいってどこがいいのかわからん。
チャック・レイニーについてはストローキンとマリーナ・ショウのアルバムでしか知らないがけっこういい演奏していたはずなのに、ここではイマイチで、なぜこのひとのリーダーアルバムなのかなと思ってしまう。この期待外れ感をたとえるなら、チックのアコースティックバンドのスペインがかっこよくてRTFの初演聴いたらガクッときた、みたいな感じかな。いや、クインシーのTELL ME A BEDTIME STORYに感動してハービーの初演を無理してカップリングの3枚組のやつ高い金だして買って(←実話w)聴いたらほとんどアドリブしてなくて茫然としてそもそもムワンディシのカップリングだから他のアルバムは超絶つまらなくて・・・みたいな感じか。いや、たとえばエヴァンスのYOU MUST BELIEVE IN SPRINGの素晴らしさに感動してルグラン自演のやつを買ったら・・・・。
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