2018年6月17日日曜日

バーデン・パウエルの歌

先日バーデン・パウエルの話をしたので、続けてみる。

バーデンは、ワン・アンド・オンリーという言葉が最もふさわしいミュージシャンの1人だろう。ほんと、ここまで個性的なのも珍しい。おいらの、好きなギタリスト3人に入る。誰もそんなこと言ったわけじゃないけど、ブラジルギターと言えば7弦も多い中、「7弦の方がえらいのか」と言ってやりたくなるくらい、バーデンの演奏はすばらしい。最高だ。文句なし。

ただ、彼のボーカルはホントだめだねw バーデンのファン歴はそこそこ長いおいらだけど、初めのうちはバーデンのブラジル時代とMPSの数枚と90年代のいくつかのアルバム、というように、バーデンの歌が収録されていないアルバムだけを選んで聴いていた。なぜか、バーデンの歌はダメなんじゃないかという気がして、できるだけ避けていた。なぜかそういう予感があった。

そして、やっぱり「Images on guitar」も聴かなきゃならないと思い、そういえばボンファも歌っているアルバムがあるけどそれほどだめでもない、ジョビンのワーナー録音よりひどいボーカルなんてないだろう、もう慣れた、そもそもバーデン最初期の「ヴィニシウス&オデッチ」という超絶へたくそボーカルアルバムも聴いてきたじゃないか、と考え、聴いてみたのだけど、やはり予想どおり、いやむしろ予想を超えたダメボーカルだったね。
ま、割り切って、その後はどんどんバーデンのボーカル入りアルバムを聴くようになったけど。

アマゾンのレビューでは「珍妙なボーカル」と表現している人がいるけど、まさにそれ。単にへたくそなだけのジョビンに慣れただけじゃ、バーデンのボーカルに耐えられる保証がないw



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