ライブアルバムを聴いていて、思うこと。
有名な曲が演奏されると、しばらくしてから聴衆が知っていることに気付いて拍手をすることってあるよね。あれさ、曲の冒頭のメロディが演奏されてからパラパラと拍手したりしてるけど、いつも「え~今頃かよ?とっくにわかってるだろ?」と思いませんか。
例えば、チックの「ラ・フィエスタ」。チックのリズミックなイントロの時点でわかるのに、ホーンによるテーマメロディが鳴ってようやく拍手するとか。ファンなんか、ルバートイントロの冒頭の、細かい「タラララ!」という4音を聴いただけですぐわかると思う。
例えば、ブルーベックの「テイクファイブ」。カーネギーホールコンサートでさ、アンコールで、ドラムが5拍子を刻み始めたら、 もうテイクファイブしかないでしょ。「キャスティリアンドラムス」は本編で演奏しているし、アンコールでまさか「ファーモアドラムス」なんかやらんでしょ、と思うんだけど、ピアノが重なってきてようやく「ウワァー!」となる。
同じカーネギーホールでも、キャロル・キングのライブ盤は、最初の和音が「ジャーン」となった瞬間、ファンが「ワァーーー!」と叫んでいる。
おそらくジャズファンはライブで騒ぐことが苦手で、どちらかというと静かに聴いていたい。だから曲に気づいても一人で納得するだけで声を出さないのではないかと思う。
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