1956年の映画だけあって丁寧にしっかりとつくられている。傑作だ。監督(マイケル・アンダーソン)は有名ではないが優れたセンスをもっているとおもう。
スペインでのフラメンコの場面ではフラメンコギターの右手をじっくりと長く見せてくれて、さらにそこからフラメンコダンス~タップダンスと続く。こういった、物語と直接関係ない展開は退屈になるものだが、それを感じさせないところが素晴らしい。
日本のシーンでは、あたりまえだが少々違和感があるものの当時のアメリカから考えるとかなりまともだとおもう。でてくる人物がみんなゲイシャ、サムライになってもおかしくない頃に作られた映画なのにね~。
音楽はヴィクター・ヤング。映画のタイトル曲もかなり有名だけど、ジャズとしては「星影のステラ」や「マイ・フーリッシュ・ハート」の作曲者として知られているね。いろんなところでチラッと有名人がでてくる映画なんだけど、アメリカの安酒場でピアノ弾いているのがフランク・シナトラなのだ。見れば誰でも気づくけどね。
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