2018年5月24日木曜日
映画「魔法にかけられて」
この映画の話してなかったかな。
お話、というか映画の特徴は、画像を見ればなんとなくわかると思う。それは置いといて、この映画はアラン・メンケンが音楽担当をしていることがうれしい。はっきりいうとそれだけ。脚本で、どうしても納得いかない部分(おそらく映画を見た100人のうち99人が納得いかない展開)があるせいで、映画自体を駄作にしている。
さて音楽はといえば、冒頭の「True love's kiss」は、オールドなスタイルのディズニー映画曲を再現した名曲。このまま白雪姫に使われてもおかしくない、いい意味での古くささを持っている。ジャズでも演奏できる。
超名曲「Happy Working Song」は長すぎてジャズに使えない。AABAとしてできないこともないんだけど、そのあとにCサビがくるんだよなあ。これもいいメロディで、落とせない。
「That's How You Know」や「So Close」は80年代洋楽のような趣があり、個人的には好きだけど、ピンとこない人もいるだろう。どちらもポップスであり、ジャズには使えない。
そしてエンドクレジット用「Ever Ever After」は、メンケンが売れセンを狙ってコケた曲という印象。ダメだろ、これはあなたのスタイルじゃないでしょ、と言いたくなる。大好きなメンケンだけに、残念。
というわけで、映画には期待せずに曲を目的として見るといいと思う。いや、あれさえなければわるくないんだけどね・・・いや、そもそも最初のカノジョとの結びつきも強すぎたなあ。脚本家・著者がコントロールできなくなると「柴門ふみ」状態だし、強引にコントロールするとこの映画のようになる、とでも言おうか。
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