暗いアルバムというのがある。ゴダイゴの「DeadEnd」はとことん暗いと言われているが、フツーだと思う。
個人的に、最も暗いアルバムは、やはりミウトン・ナシメントの「街角のクラブ」だと思う。超名盤で大好きだけど、暗いものは暗い。この60年代末期の閉塞感、く~ったまらん!
ピアソラやトム・ジョビンの曲は、「暗い」のではなく「美しい」という。
さて、ジャズではどうだろうか。70年代以降のビル・エヴァンスは一見暗いように感じるが、これまたピアソラと同様。暗いのではなく、美しい。
エヴァンスの最高傑作の「You must believe in spring」がまさにそれ。あまりにも悲しくて美しい。元気が出る、勇気が出る、という音楽でもないのに頻繁に聴いてしまう。
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