2018年5月30日水曜日

映画「恋のゆくえ~ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」


90年代のGRPレーベルのアルバムを買ったひとならわかるとおもうんだけど、ブックレットにのっているデイブ・グルーシンのディスコグラフィに1枚異色のアルバムがのっていたよね↓


映画「恋のゆくえ~ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」のサントラ。ジャケットも横に並んでいるグルーシンの他のアルバムと雰囲気がまるでちがう。正直、「おいおい、グルーシンが映画の音楽担当したのはわかったけどそれをジャズと同様に扱うなよ~」とおもったもんだ。しかし、後日映画を見てみたら冒頭からいきなりジャズが流れている。内容もジャズだ。即サントラを購入した。
この頃のグルーシンによるメインストリームのジャズはとにかくセンスがよい。おしゃれだし、ジャズファンを増やす効果がけっこうあったとおもう。

しかしやはりアメリカだよなあと感じたのは、ピアノの上(フタは閉めてある)でボーカル女性が寝そべって歌うシーン。日本人でこれはできないよねえ。残念だが絵にならないし、ハイヒールでピアノの上を歩くなんてとんでもない!という意見がほとんどだろう。映画の内容はネタバレになるから書かないけど感じたことをいつくかいうと、ジャズで一番かっこいいのはピアノだということと、客を増やすためにはやはり女性ボーカルが必要ってことw あと、ジャズクラブのシーンで壁にレコードジャケットが2枚飾られていた。アメイジング・バド・パウエルとクール・ストラッティン。ソニー・クラークはアメリカでは誰も知らない無名ときいていたが。バブル絶頂期の頃の映画だから日本の影響があったのかな。





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