Pat Metheny Group "Letter From Home"
初めてこのアルバムを聴いたときの衝撃は忘れられない。せっかく前作で高い完成度を誇ったのに、またまた無理矢理感動させようと思ってスカスカのアルバムを作ってしまった、ファーストサークルの反省を忘れたのかと言いたくなるようなアルバムだと思った。ある人は「世界一美しい音楽」とか言っていたが、気は確かか?w
全体的に小振りなんだよね。大作感がない。それはアルバム構成の問題だけでなくやはり楽曲の完成度にも問題があるのではないか。はっきりいうと名曲がない。不要な変拍子も多い。「45/8」みたいな、意味不明なタイトルも気に入らないし(パットは「意味不明」が好きだけど)、曲とも呼べないこんなのが堂々と収録されていて、それで「全12曲!」とか言っているのもだまされたような気がするし。評価することと言えばかろうじて1曲目「Have You Heard」がようやく新しいオープニングナンバーになったくらいだけど、これだってソロはほとんどブルースでしょ。おいらはホントにこのアルバムを聴いてがっくりきたのだ。だから、ついボロクソ言ってしまう。もしかしたら最初にこれを聴いたら好きになっていたのかもしれないんだけどね。
ラストに前作に続いて、不要な、ライブでやらなくていい(のにやってしまう)曲が入っているのが、もう脱力だった。
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