2018年10月26日金曜日

ジャズマンガ「BlueGiant Spreme」第52話


あらら、あのセッションはないんじゃないかな~。すべての楽器が二人ずつって、70年代のドロドロジャズだよ、あれじゃ。いや、おいらはドロドロジャズが大好きだけどね。ファラオ・サンダースもけっこう買ったしw
しかし、これまでベースレストリオなど奇妙な編成が多かったけどさ、ある意味今回のがいちばん無茶苦茶かもしれないww過去にみたことあるけどさ、やっぱりちがうよね。

それから、御大ベーシストのダンナ、いくらあなたが大御所だからってソロとか指示するなって。子どもじゃないんだからちゃんとお互い示し合わせてやるからさ。
石塚先生はあの大御所ベーシストをどう描きたいんだろう?尊大で主催者のことも気にかけず高い酒飲みまくったが大たちの演奏に驚き、けど一緒にやったら全員が太刀打ちできないレベルのミュージシャン。結局読者は彼をどうとらえればいいの?まさかパーカーのように「人間的には尊敬できないけどプレイは最高」ってこと?そのわりには物腰は柔らかで性格破綻はしてないしなあ。

最後にハンナ、エレベじゃないんだから抱えることは不可能。その持ち方やめろw



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2018年10月22日月曜日

へたジャズ! 昭和戦前インチキバンド 1929-1940




へたジャズ! 昭和戦前インチキバンド 1929-1940

”へたジャズ! 昭和戦前インチキバンド 1929-1940”


しばらく前に発売されたこれ、どうせ買っても1回しか聴かないとわかってはいるが、買ってしまった。あはは。
ざっと聴いての感想は、「思ったよりまとも」だ。音楽として破綻しているのは23曲中1曲のみ。日本語詞がメロに合ってない。あとは管楽器のピッチが合ってなく合奏部分が微妙だったり、ソロがテキトーでいい加減なのが多いかな。

で、「南京豆売り」なんてなかなかいいじゃんと思っていたら、男性ボーカルが「ま~め~」と歌い出してずっこけたw かっこよさのセンスはやはり時代が違う。


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2018年10月15日月曜日

ビリー・ホリデイ自伝「奇妙な果実」


 

おいらはジャズ・ボーカルはキライではないが、詳しくはなく有名どころしか知らない。ビリー・ホリデイについてもたくさん聴いたわけではないが、あまり好きではないとはっきりいえる。
この自伝は虚偽の内容がたくさんあるとか、本人が書いたのではないとかで有名だけど、テンポよくおもしろく読める(おもしろく、などというと彼女の悲惨な生い立ちに対して失礼かもしれないが)。しかしながら、麻薬を絶てないことや仕事をしても結局金が残らないことなど理解不能。当事者じゃないからあたりまえかもしれんが。ジャズメンはみんなそうなのかもしれないけどね。
あと、会う人みんな彼女に惚れるかのような展開はにわかに信じられん。本の後半は大和明氏の解説が延々とあるのだが、なんというかSJ系保守派評論家的な雰囲気の文章で、彼らにありがちな独自の理論で「○○的」だとか「感情を抑制して」とか「○○を昇華した」とかが散見される典型的な昔の評論文だ。「明るい曲でもビリーの歌唱は苦悩を感じさせる」みたいなことを言ってるがおいらはまったくそう感じない。同じようなことを言っている評論を他でも見かけるが、集団催眠にでもかかってるのかとおもう。ある曲を挙げて「絶妙な崩し方」というがおいらには耐えられない崩壊としか感じられない。否定はしないけどね。






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