Pat Metheny Group "Offramp"
初めてこのアルバムを聴いたときの衝撃はいまも忘れられない。冒頭の「舟歌」を聴いて、ガツーンときた。いまでこそパットのギターシンセは珍しくないが、当時はびっくりした。パットのフレーズがギターシンセに合っていたのか、パットがこの音色に合わせたのかはわからないけど、完璧な組み合わせだと思った。
そして、「ついておいで」という秀逸な邦題と名曲。ライルのハーモニカ風シンセもかっこいい。さらにECM時代の最高の名曲と言われる「James」。簡単そうに見えて、けっこうソロをとりづらい曲だ。個人的には「Eighteen」が一番大好き。タイトルチューンはどうでもいい。何がオーネット風だ。と思うものの、これまたギターシンセにマッチしていてイマイチ文句だけで片付けられない。
このアルバムから数枚にわたり、パットは完全に別世界の音楽を作るようになる。そして、(少なくともおいらの周辺では)ポップスしか聴かない人にも絶賛される曲を作っていく。
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