映画通の間では有名な64年の作品。恋愛コメディでよくできているが、なぜかヒロインの心の動きというかセリフがメチャクチャで理解不能ともいえる。
じつは音楽担当がヘンリー・マンシーニとジョニー・マーサーという酒バラのコンビだ。ジャズファンならこのコンビというだけで期待するだろう。ロジャース&ハート、ロジャース&ハマースタイン、ヴァン・ヒューゼン&ヴァーク、ガーシュイン&ガーシュインなど、すばらしいコンビはたくさんいるよね。
マーサーはオープニング曲の1曲だけであるがこれがまたよくできている。曲もスイング時を彷彿させる明るい豪華なアレンジだ。残念ながらアメリカ映画らしくなく、巨匠を迎えているにもかかわらずBGMがほとんどない。しかし数少ないBGMはまさにジャズであり、映像ではちょうど小編成のコンボが室内で演奏しているシーン。当時はまだこういった音楽が主流だったのだなと感じる。
↓よろしければ投票してください!
音楽(ジャズ) ブログランキング