楽器

ジャズで使われる楽器はだんだん幅が狭くなっている。プレイヤーがかなり少なくなっている楽器もある。ヴィブラフォンとか。それなりに人数はいるにしてもペッターは一時期より相当少ないし、サックスはテナーに集約されてしまった。フリーなんかテナーじゃなければ話にならない。

自分がありきたりの楽器をやっているのを棚に上げて言うけど、できればいろんな楽器でジャズをやることがもっと広がってほしい。とはいえ、和楽器とか民族楽器とかという意味ではなく、もっとヴィブラフォンやトランペット、アルトサックスを当然としてハーモニカ、オルガン、トロンボーンなどジャズではかつて正統だったけどめっきり少なくなっている楽器のプレイヤーがもっと増えてほしいと願っている。レアすぎる楽器は、キワモノになるので、ここではいらない。残念だけどスティールパンとか。

タンゴなんかはもう楽器がかっちり決まっていて、あれはあれで様式美の一つだなあと思うけど、ジャズにはそういうのは似合わないと思う。




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ぺちゃくちゃ

新幹線の３人掛けシートに１人座ってウトウトしていたら、若い男女が乗ってきた。おいらが通路側にいたのでこころよく立ち上がって奥をゆずったんだけど、それから二人がしゃべるしゃべる、全然眠れなくなってしまった。ちょっと「ゴホン！」とかしてもダメだねｗ

ライブのとき、MCのバックでやたらと音を出す、声を出す人がいる。MCでしゃべっているのに「ドドン！」とスネアを叩いているドラマーは、もうあまりに日常茶飯事。リーダーがMCでしゃべっているのに他のメンバーがでかい声で話しているのは、まったく不快。自分が演奏者側であっても聴衆側であっても。さすがに管奏者がブオ～と鳴らすことはないけど、ギタリストは自分の音が一番目立たないことを理解しているのか、ボーカリストがMCでしゃべっているときにもパラパラとコードを弾いていることが多い。はっきりいってこういうのは最低だ。演奏だけに集中して、ステージングに意識がいかないというのは、客を軽視していることになる。客を意識しないのであれば、ずっとスタジオにいればいい。

ということを、おいらは先輩の○○さんに言えません。


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ジャズマンガ「Blue Giant Supreme」第34話

今回の話はさすが石塚先生とうなるうまさがあった。まず、主人公が一回も出てこないのに話が展開しているところ。それから、曲の手直しをする場面を描かずに手直しがあったとわからせるところ。前回で衝突を感じさせたからね。

大はジャズの可能性に楽観的過ぎるとは思う。ジャズで熱狂させることができるのは、ジャズを好きな人だけ。でもやはり期待してしまうし、劇中の人物の気持ちも共感できる。ま、次回のライブはジャズファンが対象だからスタンディングは可能かもしれない。ホントにドイツの人は座って冷静に聴くのか？

ちなみにおいらの友人は「いや～ヤマハから宣伝料もらった方がいいよな」と言っていたｗ　あれ、確か２オクターブくらいしか出ないんだよね、もっと音域広かったらほしかったな。



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JACO PASTORIUS “MODERN AMERICAN MUSIC…PERIOD! THE CRITERIA SESSIONS”

 

JACO PASTORIUS “MODERN AMERICAN MUSIC…PERIOD! THE CRITERIA SESSIONS”

確かこのアルバムは以前にも取り上げたと思うが。

自他共に認める大のジャコファン松下氏による一連のジャコ発掘音源はいいかげんに食傷気味だが、これはホンモノ。ジャズにあまり詳しくない「ジャコっていいよね～」程度のひとは聴かないほうがいい。ジャコだとかレア音源だとか関係ない、70年代前半の尖ったジャズが収録されている。冒頭のドナリーがポップスに聞こえるくらいだ。そういやブレイク直前のパットやポール・ブレイとの「JACO」もかなり尖っていた。

ジャコがウケた理由としてキャッチーなパターンと演奏スタイルが大きな要因だとおもうが、そういったものは皆無のアルバムだ。かといってポール・ブレイと共演した前述の「JACO」のようなフリーでもない独特の世界。斬新な感覚のベースパターンはまだコマーシャル化（？）していない頃で、「またかよ」という部分はまったくない。経過音であるはずのクロマチックノートを掟破りの連打をするという天才さを改めて痛感する。

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