先日NHKで「Sound of Brazil 小野リサ~ボサノヴァ60年・ジョビンの世界」という番組が放送された。サンパウロでの小野リサ、パウロ・ジョビン、ダニエル・ジョビンのライブが中心で、ときどきボサノヴァの紹介が入る。ボサノヴァのスタンダードとボサノヴァ以降のジョビンの作品が一つのライブで演奏され対比されることにより、あらためてかれの作曲の質の高さを認識させられた。パウロもダニエルもボーカルをとっていたがジョビンの家系は3代続いてウタががヘタなのが笑えた。名曲「3月の水」の歌詞の紹介のときにバックで流れるのだが、普通ジョアンかエリスのバージョンだろ~。両者とも感動もののテイクだがなんと流れたのはダニエルのやつで、申し訳ないがイマイチだった。ジョアンの”VIVO SONHANDO”が流れる場面があったがやはりジョアンは別格。おいらはジョアン至上主義者ではないがこれぞボサノヴァという気がした。もっとも、いまのジョアンの独りよがりな時間節約奏法(?)はボサノヴァの精神の真逆を行っているとおもうけど。
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