2018年8月4日土曜日

ジャズの聴き方


いろんなところで言われているように、ジャズはかなりその音楽性の幅が広い。エヴァンスの"Undercurrent"とマイルスの"In a silent way"が同じジャンルになるわけだ。楽器編成の問題だけじゃないんだよなあ。クラシックは、室内楽聴いても交響曲聴いてもクラシックだと認識できるから。

で、ジャズファンにはそれぞれ、どうしても避けて通れないアルバムというものがある。みんながそれぞれ「これは聴かなきゃだめでしょ~」というアルバムを持っている。人によっては「歴史上重要だかなんだか知らんが、Kind of blueなんて聴かなくてもいい」と考えている。確かに、その考え方もわかる。どジャズファンでなければピアノトリオばかり聴いていてもいい。うるさいこと言うならジャズなんて聴かんぞ、と言われてしまうのは困る。

無理矢理、「まずはパーカーを。それからマイルス。コルトレーンはジャイアントステップスから順番に!」なんて言っているとジャズファンは増えない。死ぬまでオスカー・ピーターソンしか聴かない人がいても、いいじゃないですか。

それにしても、"Kind of blue”とか"Moanin'"とかの王道以外で、自分にとって「必聴」と思えるアルバム談義するのはとても楽しいものである。 王道・定番以外のアルバムでおいらが必須だと思うのはけっこうあるが、やっぱりミンガスのカーネギーホールだろうな。
ミンガス・アット・カーネギー・ホール<SHM-CD>
え、これは定番中の定番ですか?

 






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