DONALD
BYRD “FANCY FREE”
このアルバムも以前取り上げたっけ?忘れてしまうね。
ドナルド・バードのジャズ路線最後ともいえるアルバムだ。これ以降はいわゆるクロスオーバーのアルバムを紆余曲折しながら発表していく。
冒頭のタイトル曲は60年代後半が好きな人にはたまらん雰囲気。適度に不透明で浮遊感のあるメロディとハーモニーで、デューク・ピアソンのエレピがまさにあの時代を象徴している。何度聴いても感動だ。こういうのが嫌い、という人もいるのだけどね。
残り3曲はまったくなんの工夫もないダレたセッションというふうにみられがちだが、ジャケットをみながら延々と繰り返す単純なコード進行を聴いているとある種のノスタルジー(?)を感じる。特にB面は早朝とかあまりうるさくない時間帯にぼーっと聴くには最適。60年代の映画の世界に入ったかのような気分になる。
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