2019年4月5日金曜日

three for brazil



homage

そうか、このアルバムが出てからもう15年以上なのか。隔世の感がある・・・

静かなボサノヴァにメンバーのコーラスが重なり、たまにサックスが入るという、基本的には文句のないアルバム。パーカッションはいないので、それがいいという人もいれば物足りないという人もいるかもしれない。

おいらの意見は2つ。
まず、「スタン・ゲッツのそっくりさん」と言われるグレッグ・フィッシュマンだが、確かに似ている部分・演奏もあるけど根本的には似ていない、違うだろ、と思ったということ。
まあ、それはどうでもいい。
2つ目は選曲。基本的には超有名曲と少しボサノヴァ通なら知っている曲を入れながらも、日本人にこびているのか「Recado Bossa Nova」 「Mas Que Nada」とかが入っているとガックリくるところもある。好きな人はいいんだろうけど、おいらは「これボサノヴァじゃないよ~」と思ってしまうのだ。そして極めつけが「Blue Light Yokohama」だよねえ。こういう歌謡曲が入っていて喜ぶ層がいるのは知っているけど、むしろ嫌がる人の方が多いんじゃないのかなあ。


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2019年3月27日水曜日

ジャズマンガ「BlueGiant Supreme」第62話

おいらのようなメロディ楽器のプレイヤーは大いに誤解しているんだけど、フレーズがどうのとか速いパッセージがどうのというのは、実は聴衆にはまったくどうでもいいことである。頭でわかっているんだけど、ついフレーズ勝負、なんて考えてしまう。
これは聴衆批判とかではなく、いかにジャズミュージシャンが独りよがりになっているか、という戒めである。

揶揄とかでなく、本当にリスペクトとして、ドラムは聴衆に受け入れられやすいのがすごい。だから、今回の話でドラムソロをアンコールにフューチャー、おっとフィーチャーwしたのは正解だった。

ただし、やっぱりふざけているドラマーも多いんだよなあ。「小節数だけ教えてくれれば叩ける」とか「楽譜?そんなもん見ない」とか豪語して、簡単なキメすらやろうとしないドラマーがいるから、文句も言いたくなりますよ。

ちなみに、彼女の「ジャズは好きじゃない」の独白は、全ジャズファンがしっかり受け止めないとならんね。ジャズファンってのはただでさえ押し付け・聴かせたがり・聴かせたガールなのに、よりによってその押し付ける音楽が歌もなく普通に聴けばおもしろくもなんともない音楽だからねえw


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2019年3月24日日曜日

CDの再発

もう、ダウンロードでなくCDと言っている時点で古臭い話になってしまいますが・・・

昔はほしいCDがいつの間にか廃盤になって入手困難になったとき、中古店でプレミアついていても思い切って買ったものだ。金がない時代、コルトレーンのコレクションを少しずつしていたら途中で代理店の契約期間が終わったのだろう、一気に店頭からなくなったから、中古専門店で定価の倍くらいで買ったこともある。

でも、最近は、「ほしいな~」と思っているうちに廃盤になって、「あ、廃盤になってたのか」と思っているうちに改めて再発されたりということがけっこうある。で、たいてい再発されると安くなるんだよねw

何が何でもほしい、とおもわなくなったからいいのかもしれない。ただし再発されるのはジャズでは黄金時代の名盤がほとんどで、自分が気に入っているけど人気がない80年代のプレイヤー、とかそういうのは中古で買うしかない。


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2019年3月17日日曜日

ジャズマンガ「BlueGiant Supreme」第61話または好きなドラマーについて

ブレイキー風に叩いているときのアングルはまさにブレイキーですな。

ジャズファンともなると、誰しもお気に入りのドラマーがいる。単なる(失礼!)ドラマーにもお気に入りがいるというのが、ジャズファンのすごいところだ。実際叩き方が全然違うし、それだけでカラーがまったくかわるからね。

絶対に外せないドラマーは人それぞれだろう。フィリージョー、エルヴィンも最高。おいらはローチとロイ・ヘインズが苦手。60年代後半以降のバカテクドラマー、コブハムやガッド、ウェックルとかもいいよね~
おいらは、硬派な人には失笑されるかもしれないけど、実は西海岸風のドラマーも好きで、チコ・ハミルトンとかシェリー・マン、ラリー・バンカーのドラムが好きである。
それと、泣く子も黙るトニーね。うーん、なんか、ドラマーの話をしているときの方がギタリストの話をするときより楽しい。

以前トニー風のドラマーと一緒にやったことがあったけど、トニー風だからなのか彼かおいらの実力不足だからなのか、とにかくやりづらかった。どこをやってるのか全然わからなくなる。古いか新しいかは別にして、リッチ風のドラマーが一番「やりやすい」のは事実かも。え、前に出すぎて逆にやりづらい?



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2019年3月16日土曜日

あれは何と言えばいいのだ

以前にも話題にしたかもしれないけど、頭の中をぐるぐるとおなじ曲が流れて、いつまでも頭から離れない現象、あれは何と呼べばいいのか。

おいらは以前「脳内強制ヘビロテ」と呼んでいたが、名前が長すぎる。「脳ヘビ」とか、それくらい短い名前があるといい。

ジャズファンの場合、「A love Supureme~」がこの「脳ヘビ」になることはあるかもしれないけど、そんなに苦痛ではない。苦痛なのは、好きなソロの、一部分が延々と続くことだろう。気持ちは2コーラス目にいきたいのに、いつまでも頭の中で1コーラス目のソロを繰り返されるのは非常に苦痛である。
 


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2019年3月7日木曜日

映画「ターミナル」



 
トム・ハンクス主演、スピルバーグ監督、ジョン・ウィリアムス音楽というメジャーなスタッフとキャストなうえ、空港が舞台のドラマでジャズとは無縁というイメージがあるがじつは大いに関係がある。なんとベニー・ゴルソンが本人役で出演しているしバスター・ウィリアムスもでている。ジャズファンなら誰もが知っているエスクァイア誌に掲載されたジャズメン57人による集合写真”A GREAT DAY IN HARLEM”。この写真がストーリーに関係があるのだ。

「A GREAT DAY IN HARLEM」の画像検索結果

ネタバレだからこれ以上は言えない。それにしてもアメリア役のキャサリン・セダ・ジョーンズが「シカゴ」(映画)のヴェルマ役の女優と同じだとは気が付かなかった・・・。




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