2018年12月26日水曜日

ジャズマンガ「BlueGiant Supreme」第56話

実は、今回の話を読んで少しほっとしました。前回までは、まるで大をはるかに凌ぐ超人かのような印象があったので。他のメンバー、特にあのブルーノが大を評価しているのがうれしい(単にあいつが嫌いだからかもしれないけど)。

ちなみにおいらはレギュラーバンドの場合、トラになるときは必ずMCで最初からトラであることを明言するようにしている。トラの人にとってみればいろんな点で不満かもしれないけど、そういうものだと思う。

まあ、今回の話の場合、客は特にジャズファンというわけではなく(子どももいるわけだし)、必ずフロントがリーダーに見える、どころか、基本的に「サックス奏者とバックバンド」という風に見えるだろう。どんなにピアノが目立っても、そういうものだ。終わった後に客が「ピアノソロなんてあったっけ?」というのはまだいい方、ひどいときは「え、ピアノなんていたっけ?」となる。いや、ホント。経験あるしwジャズファン以外の人にとって、ジャズバンドの見え方なんてそんなもんだよ。 ブルーノはあまり気にしない方がいいねw



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2018年12月22日土曜日

謎・ハーフノートのウェス・モンゴメリー


ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー



この、超名盤、ウェス師匠の最高の名演が聴けるこのアルバム。ライブ盤といいながら、2曲のライブ演奏と3曲のスタジオ録音で構成されている。コルトレーンのバードランドもそうだけど、こういうのって昔はありだったかもしれないけど今やったら怒られるよねw

で、このアルバムには実はすごい謎というか疑問がある。それは、これだけを聴いていてもわからない。

こっち↓の「Vol.2」を聴くとそれがわかる。
ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオVol.2

おいらは聴いたことないんだけど、こっちの「Vol.2」はもともとストリングスとかをオーバーダブして変な形で発表されたみたいだね。2曲ほどくだらない編集もされている。普通にフェイドアウトしてくれればいいのに、と思う。
でも、3曲目の「Willow weep for me」におけるウェス師匠のソロのあまりのすばらしさに動けなくなる。なんだ、これは。すごすぎるじゃないか、と。

ピアノソロがないのでどうやらこれも編集しているらしいのだが、それにしてもエンディングはしっかり録れているし、とにかくすばらしい内容だ。なぜ「Vol.1」にこのテイクを入れなかったのか。少々の編集なんて気にせず入れればよかったのに。レスター・ケーニッヒを見習えw

スタジオの3曲もいいのだけど、やっぱり臨場感というか熱気が全然違うんだよね。ライブ盤と言っておきながら5曲中3曲がスタジオ録音ってのもなあ(コルトレーンのバードランドはその逆で5曲中2曲がスタジオだったけど)。


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2018年12月17日月曜日

Playboys

Playboys

昔、ウエストコーストジャズにはまっていた時期があり、そのときにすごく期待して買ってコケたのがこれ。なんといってもチェットとペッパーですよ、それがなんじゃ?と思った。
もともとチェットは1952~1954年以外はダメと思っていたけど、ペッパーまでなんとなくスカスカで、ああ、そうか、ペッパーはいわゆる西海岸ミュージシャンとは違うもんな、と失望の中で納得した記憶がある。

で、これとジャケットがそっくりでタイトルロゴだけ違うアルバムがあったんだけど、なんだったかな、処分して手元にないんだけど、シャンク&チェットだったかな、そういうひどいのがあった。内容はこのアルバムとどっこいどっこいなんだけど、古レコード屋とかで探していて、ジャケットが同じだから「これは持っている」と思ってスルーするとレアなものを逃すことになってしまうのだ。同じアルバムでジャケット違いよりはましだけど、こういうパターンも困るね。



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2018年12月10日月曜日

ジャズマンガ「BlueGiant Supreme」第55話

うわ~今回の話はうんざりだ。ジャズはああいうエリートがやる音楽じゃないんだ、帰れ!と言いたいwおいらの一番嫌いなタイプのミュージシャンだ。ジャズは結局もっと泥臭いやつがやる音楽だと思う。時代錯誤だろうか。おいらの周囲はそんな感じだけど。場末感がないのはなあ。

いくらジャズがワールドミュージックになったといっても、どうも欧州のジャズには興味がわかないなあ。やはりアメリカの音楽だと思うし、だからこそのあこがれやかっこよさがあるのだと思う。ジャズのかっこよさの源流はアメリカだ。

で、マジレスであいつに反論すると、他のジャンルとの融合なんてもう珍しくもなんともないわけで、レゲエとの融合なんて20年以上前にやっているバンドもあるわけで、ジャマイカに行けば普通にやっているとも思う。だいいち、他の音楽との融合ってのは60年代から当たり前にやっていることで、それが何と融合するかというだけの違い。それをえらそうに語られてもな。

と、あいつにはとことん反論したい。実力で叩きのめされると思うけどw



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2018年12月3日月曜日

Sonny Rollins "Night at the Village Vanguard"




ヴィレッジ・ヴァンガードの夜

このアルバム(当然Vol.1も2も)はホントにジャズファン向けである。真のジャズファン向けというべきか。
ピアノレスなんてフォーマットはおしゃれさが皆無であるため、初心者や浮ついたリスナーを拒絶する。おまけにロリンズのあのプレイ。クラシック的な「上手さ」からはおよそかけ離れた、おそらくそういう視点で見ればヘタクソともとれる、かといってジャズ的にはすごくうまい、文句のない演奏と音色。このアルバムを好きかどうかでジャズファンかどうかが決まるとも言える。繰り返しになるかもしれないけど、クラシックのみのファンは、ロリンズの演奏が大嫌いなのだと思う。

なんてえらそうに言いますけど、おいらもジャズファンになった当初はロリンズも嫌いだったし ピアノレスなんて嫌いでしたよ。あのノリがダサく感じられたし、ピアノが好きだったからこそ「なんでピアノいないんだよ!」と思ったり。コルトレーンのラッシュライフとかも嫌いだったな~それが、だんだん好きになってくるんだよね、こういうのが。

当然ながら、バリバリのジャズファンでもロリンズ嫌いという人はいる。おいらはローチのドラムがいまだに嫌いだし。プロのギタリストでウェス師匠を好きになれないという人もいるから、ロリンズを嫌いでも気にしなくていいんだけど、一度好きになるとけっこうはまる。ただやっぱりソロサックスは嫌いだなあ。ライブでもそういうスペースが増えていくでしょ。あれでコレクションする気がなくなってしまうw

しかし、本当にすごいのはライオンだよね。こんなサウンド、ジャズファン以外には見向きもされないのにいきなり「Vol.1」「Vol.2」で発売するんだもんな。



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